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2005/03/24

講師

いつの間にか、非常勤で講師をするようになっていた。
学生時代は、自分が教鞭を執るなんて、考えられなかった。
出席をとると、少しむずがゆいような不思議な気分になる。

内容は、脳卒中の運動障害や高次脳機能障害と呼ばれる状況と、そのリハビリテーションについて。
臨床の立場からすると、こういったものは思った以上に複雑なもので、言葉にすることは難しい。
だけど、本を見ると、理路整然といろいろかいてある。
それがうそ臭い。
複雑なものが簡潔に書いてあり、それを簡潔に理解する。
そんな事ありえないでしょ。
複雑なんだから。簡潔なわけがない。
こういったことは、「理解できた」と思った瞬間にウソが入るようになっている。
情報は、日進月歩だ。昨日まで正しいと思っていた事が、今日になったら否定されるかもしれない。
そんな危うい世界の情報を、複雑なままで学生に伝えて行く事はとても難しい。

だから、取っ掛かりを、学び方を、脳の損傷と言うものの考え方を、それにまつわる仕事の面白さを伝えればいいのかとも思う。

だけど、それも結構難しいんだな。

かつて教えた人たちの声が返ってくることがある。
それは、とても悲しい内容の時が多い。

脳機能の可塑性と変化する事への可能性。それを感じることなく臨床に入って行く人たち。あるいは、臨床で働いてしまっている人たち。

自分の家族が、自分にとって大切な人たちが倒れたときにも、彼らは、「脳損傷は良くならないから、医療モデルでリハビリを行おうとするのはもう、古いのだ」と、声を大にして言うことが出来るのだろうか?

また、今年も講師として学生の前に立つ。
今年は何を伝えることが出来るのだろう?

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仕事」カテゴリの記事

コメント

昔,どっかの誰かが,
「難しいけど,簡単だ」
「簡単だけど,難しい」
って言っていたのを思い出しましたが.
でも,あのひとは理論も実践もむちゃくちゃだったから.

こーひーやさん。ご無沙汰です。
「難しいけど簡単」
ありえないでしょ。(笑)
未だに無茶をしているようですが、僕にはあまり絡んでこられなくなられたので安心しております。
最近はそれどころでは無いのかもしれませんが。

実践が良ければ多少の論理的矛盾は目をつむるのですけれど・・・・ね

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