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2007/12/29

飛翔する夢

夢の中で、僕は一羽の黒い鳶を飼っていた。

何かの競技に出るらしく、高い山の上で自分の順番がくるのを待っていたのだ。

空は青く、風が心地よい音を立てて吹いていた。

今日は、きっと良い上昇気流が生まれているはずだという確信がある。

程なく僕の順番がきた。

崖のそばまで行き、鳶をはなす。鳶は大きな羽を広げ、空気の中をスーッと線を引いていくかのように滑空していく。すぐに上昇気流をつかまえ旋回しながら高度を上げ、僕の後ろに回る。

僕は首を捻り、体を崖の方に向けたままそれを見ている。鳶が僕のそばまで高度を落とし、足を差し出してくる。僕は手を高く伸ばし、その足をつかまえる。鳶の足も僕の手をしっかりと掴んでくる。

「今だ」僕は鳶と共に崖の方に体を投げ出した。

鳶は僕をつかまえたまま滑空し、再び上昇気流をつかまえる。

よほど強い上昇気流なのだろう。一気に高度が上がる。下を見ると地表がどんどん遠くなっていくのが見える。

僕はこの鳶を信頼しているのだろう。ほとんど怖さを感じない。僕自身も上昇気流をうけているのか、自分自身が風に乗っているように体重さえ感じないのだ。

ある程度の高度を撮ると、遥か下方に見える、それでも高い岩の上を目指してものすごい勢いで降下していく。岩の山に近づくと鳶は水平飛行へとうつる。僕は足でその岩のてっぺんを少しだけ踏むようにする。どうやら、この競技はそうやってポイントを取っていくようだ。

何度か同じ事を繰り返し、最後の岩にきた。僕がその高い岩の上に立ち、鳶の足をはなす。鳶は満足げに上昇していく。

その岩は、僕ひとりではとうてい登ったり降りたりできる高さではない。

ひとりになると少し怖さが出てくる。

だけど、鳶がもう一度僕の元に飛んでくる。

最初と同じように鳶の足を掴むと、鳶は再び上昇気流をつかまえ、スタート地点に僕を連れて行ってくれる。

競技が終わった。

誰が勝ったとか、負けたとかは全然気にならない。とても気持ちが良かった感覚だけが僕を支配していた。

そんな夢を見た。

忘れてしまうにはあまりにもったいない夢。

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